ノスタル爺
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快傑ヒーロー
チック 「昔のヒーロー物には、快傑なんとか、というのが色々あったよね」
タック 「『快傑黒頭巾』、『快傑ハリマオ』、『快傑鷹の羽』、『快傑ライオン丸』、『快傑ズバット』、洋物では『快傑ゾロ』があるね。だけど、日本語として正しいのは"快傑"でなくて"怪傑"なんだよ。"ふしぎな力を持つ、能力のすぐれた人"と国語辞典に載っている」
チック 「誰かが間違って使って、それが有名になって"快傑"の方が一般的になったのかな」
タック 「『快傑黒頭巾』の原作者である高垣眸が、"怪"には正義を表す意味を持っていなかったので、明るく生き生きしている意味合いの"快"を使ったみたいだね。『快傑黒頭巾』が大ヒットしたので、"快傑"が一般的になった」
チック 「快傑黒頭巾といえば大友柳太朗で、どうしても映画のイメージが強いんだよなァ」
タック 「テレビでは、大友柳太朗が見せた8変化がなく、地味だったね」
チック 「快傑といえば、ハリマオだよ。なにしろ、インドネシア→マレー→タイ→カンボジア→香港→モンゴル→ビルマと、アジアを股にかけた国際アクションドラマだからね。外人の出演者も多かったなァ」
タック 「足りない分は、日本人が黒いドーランを塗って原住民を演じていた。だけどタドン小僧はないよな。♪〜マックロ、クロ、クロ、クロ坊主〜なんて、完全に差別用語だ」(笑)
チック 「原住民を土人と言ったりね」(笑)
タック 「ハリマオの黒眼鏡スタイルもユニークだったけど、『快傑鷹の羽』のマスクも独特だった」
チック 「鷹の羽をかたどったアイマスクだったね。『快傑ライオン丸』になると、もろライオン」
タック 「あれは、覆面とかマスクをつけるのでなく、変身するんだよ。変身忍者なんだから」
チック 「"忍法!獅子変化!"ね。白馬童子が変身忍者でなくてよかった。"忍法!馬変化!"って叫んで変身しても、馬だとサマにならない。たてがみは同じでもさ」(笑)
タック 「だけど、『快傑ライオン丸』の原点は、東映時代劇の覆面ヒーローなんだよ。でもって、日活無国籍アクションを原点に持つのが『快傑ズバット』」
チック 「"ズバッと参上、ズバッと解決!快傑ズバット!"ね。悪の組識ダッカーというのが、暴力団の総元締め的存在で、世界征服といった大それた野望は持っていなかった」
タック 「なにしろ主人公は、ギターを持った渡り鳥だからね。殺された親友の復讐が彼の目的で、町を暴力で支配しようとする連中と戦うわけね。ダッカーの用心棒というのが、地獄市とかウリ・ケラーといったへんな奴ばかり」
チック 「快傑ヒーローは、やっぱり変身タイプじゃないほうがいいよなァ」
どこまでも続くオジサンたちの話です。
2003年4月10日更新
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