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 「復刻ニュース」と「レトロヘッドラインニュース」はひとつに統合して、「まぼろしチャンネル ニュース」に生まれ変わります。「まぼろしチャンネル」が独自の視点で勝手に選んだニュースをお届けします。



リーフ

はとバス55周年記念
「懐かしの昭和のくらし探訪」
コース

レトロな車体でただ今快走中!
[期間限定]



 昭和24年3月に定期観光バスが走り始めて55年。株式会社はとバスではこれを記念して、3月いっぱいまで「ゴーゴーブギウギ キャンペーン」を実施している。(詳しくは、http://www.hatobus.co.jp/55/)こちらでは、「昔懐かしい時代へご案内」、そして「特別謝恩企画」というテーマで、6つの記念コースを用意している。今回は、その中にある「懐かしの昭和のくらし探訪(R573)」というコースに実際に搭乗して、リポートしてみたい。

バス

 こちらのコースは「昔を懐かしむコース」らしく、使われるバスのホディカラーは昭和40年代を中心に活躍したベージュと小豆色。ガイドさんの制服も、今では見ることができなくなった旧のもの。また、座席カバーは紙製で、「案内ガール説明付 東京遊覧バス」と印刷されている。レトロを演出するために、細部までこだわっているようだ。

座席カバー

 午前10時に、東京駅丸の内南口の「はとバス乗り場」を出発。シルバー世代から親子連れまで、定員いっぱいの30名を乗せたバスは、新富町から佃大橋を渡り、まず「佃島」を訪れる。徳川家康が江戸に入った頃、大阪の佃村からやってきた漁師達が干潟に築いた島で、現在周囲が埋め立てられて広くなっているが、住吉神社を中心とした「佃一丁目」が本来の場所に当たる。関東大震災や戦災を逃れたため、古い建物が点在している。ここをガイドさんに引率されながら散策。「佃煮」発祥の地らしく、老舗が何軒かある。ひょいと店先をのぞくと、「イナゴの佃煮」が置いてあった。

佃島

 バスは石川島播磨重工の跡地を横に見つつ、豊洲から東雲、有明へと進む。次の停車地は「お台場」。台場一丁目商店街にある「ハイカラ食堂」で洋風ランチを食す。オムライスとハンバーグをメインに、スープ、デザート、飲み物付き。食後は、商店街を各自散策。昨年末オープンした「ひばりかふぇ」のフレンチトーストが気になるものの、満腹のため断念。その代わりに、以前「レトロヘッドラインニュース」で紹介した「まぼろし文具店」に立ち寄って、レアな文具を数点購入した。「昭和30年代」を意識してつくられたこの街は、いつ来ても賑やかでそれでいてほっとさせられる。集合時間間近になって、デックス東京ビーチの建物を出ると、猿回しが準備中。数枚写真を撮って、バスへと走った。

台場一丁目商店街

クリップ お台場を出発して、バスは湾岸道路へと入る。太田市場、羽田空港を車窓から眺めつつ、大田区南久が原にある「昭和のくらし博物館」へと向かう。その間、車内ではスクラッチカードが配られ、大抽選会が行われた。残念賞として「はとバス マグネット・クリップ」をもらうが、これだって限定品なのだ。また、『近代都市 東京の観光』というVTRを見る。昭和40年代初めの東京観光を描いた映画で、ここでもはとバスが活躍している。丸の内の旧都庁舎や田村町のNHK、蔵前の国技館、浅草の国際劇場など、今となってはまぼろしになってしまった建物群が、観光スポットとして次々に紹介される。なかなかのお宝映像だ。

昭和のくらし博物館

 「昭和のくらし博物館」の主屋部分は、2階建ての木造住宅。昭和26年に建てられ、5年前から博物館として公開されている。展示されている家財道具の多くは、館長である小泉和子さんご一家が使われたもの。玄関から家に上がり茶の間に入ると、白黒テレビ、真空管ラジオ、火を起こした火鉢などが迎えてくれる。ちゃぶ台の上には、戦前のレシピに基づいた、朝・昼・晩の食事の模型が乗っている。その奥の座敷には、「裁ち台」や「火のし」をはじめとする和裁道具が並んでいる。玄関前の急な階段をゆっくり上がっていくと、子供部屋と下宿人の部屋(企画展示室)がある。子供部屋の机は正座仕様で、座布団敷き。雨戸は木製で、今も朝夕開け閉めされているという。近頃様々なイベントで昭和30年代のお茶の間を再現した展示を見掛けるが、本物の「家」にはやはりかなわない。

東京タワー

 午後3時を回って、バスは「東京タワー」へと到着。ここは東京人にとっておなじみのスポットだが、上る機会はあまりない。身近すぎて、いつでも行けると油断しているからだろう。大展望台から新宿副都心、六本木ヒルズ、レインボーブリッジ、汐留地区などを眺める。下から見上げる超高層建築は威圧的な感じがするが、横から眺めると模型のようで軽快な感じがする。日々変貌する東京の景色。たまには、ここから確認してみるのもよいだろう。下りエレベーターで5Fに降りる。ここは東京タワービルの屋上に当たり、昔デパートの屋上で見掛けたような遊戯施設が並んでいる。ここからは階段で、3Fの蝋人形館、2Fのお土産コーナーを抜けて行く。ここも相変わらずといったところ。集合時間までまだあったので、駐車場そばの喫茶店に入る。テーブルの上には、最近珍しくなった卓上の占い器が置いてあった。自分の星座の投入口に100円を入れてレバーを引くと、占い器の上部にあるルーレットが回り、巻物状のおみくじがポロリと出てきた。メッセージはありきたりのものだったが、こんなものがまだある東京タワーは、隠れたレトロスポットなのかもしれない。

占い器

 東京タワーを後にして、バスは日比谷公園の脇を抜けて東京駅へと向かう。傾いた西日がビルの壁面を薄赤く染めている。7時間近い行程であったが、レトロ漬けのお陰で時の経つのが早かった。こんな素敵なツアーが「期間限定」とは残念だが、初心者も安心して参加できる内容なので、グループや家族連れで行ってみてはどうだろうか。

ガイドさん

お世話になったガイドの大野さん



コース名

懐かしの昭和のくらし探訪(R573)

出発時刻

10:00

終了予定時刻

17:00

運行日

平成16年3月31日までの火、金、土、日曜日

代金(食事付)

大人 6,900円 子供(12才未満) 4,900円

アクセス

東京駅丸の内南口 改札を出てすぐ左

申し込み・問い合わせ先

はとバス予約センター 03−3761−1100



2004年2月23日更新
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