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「脇役列伝」タイトル

ヒーロー研究家立石一夫

珍念役はピッタリ、白木みのる


 今や俳優として”大御所”と呼ばれる藤田まことだが、彼にも辛い時期があったようだ。05年の4月に放映された「NHKチャリティ・コンサート」の司会をやった彼が、その頃のエピソードを語っていたのが心に残る。
「てなもんや三度笠」で一躍、若手のホープとして売り出した藤田だが、この番組終了後、サッパリ仕事が来なくなったという。(あれだけ茶の間の人気者になったのに何故俺が…)と苦闘したようだ。
 来る日も、来る日もキャバレー巡りの営業の日々。並の人間ならば落ち込むところだ。こんな時代に、フランク永井に声を掛けられた。「藤田君、俺の持ち歌を歌いなよ」と、丁寧に楽譜まで添えられていたという。人の情がこれ位身に沁みたことはないだろう。藤田は反省した。(俺は人気で仕事をやっていた、実力で仕事をしたんじゃない) それ以来、本物の俳優として努力を続けたという。
 前置が長くなったが、「てなもんや三度笠」といえば、藤田まことの時次郎と、珍念役の白木みのるだ。
 テレビで初めて白木を見た時は、てっきり子役かと思った。だが良くみると、変に顔がひねくれている。当然だが立派な大人であった。藤田との掛け合いは、今ビデオで見ても洒脱で面白い。

白木みのる

♪街道名物ご存知ないか
 チビとノッポの二人連れ
 自慢ののどもたっぷり聞かせてくれた。のど自慢荒らしと異名を取って歌手を目指した。歌謡ショーで活躍する姿がミヤコ蝶々の目に止まる。彼女の勧めで吉本興業入社。その後は歴史である。声は女性的でかん高い。脳天から出る声は、雌鳥を思わせるものがある。若い頃の西川きよしは、藤田まことに弟子入り希望するが断られ、白木みのる門下に弟子入りしたらしい。趣味も広く、陶芸・映画製作・カメラ収集と聞いただけでアッパレだ。
 数々の人気者を生み出した「てなもんや三度笠」、絶叫する財津一郎や駒下駄茂平の香山武彦が懐かしい。白木の身長は伸びなかったが、番組の視聴率はウナギ上りで三年目には50%を超すお化け番組となった。そんな白木も70を越えた。新宿コマでの北島三郎公演では、すっかりお馴染みの顔となった。


喜劇俳優
(生) S9.5.6
(出) 島根県八束郡八束町
<本名> 柏木彰
吉本興業から、テレビ界へ。
「スチャラカ社員」でコメディアンとして売り出す。50年松竹新喜劇座を旗上げも、1年後には解散。以後も関西喜劇界の重鎮として活躍。


さいざんすはトニー谷
学園のマドンナ、小林哲子
”血はリングに咲く花”世界タッグ選手権者グレート東郷
不思議なおかしみ、砂塚秀夫
映画史上に残る悪玉役者
クレージーきってのミュージシャン
クレージーキャッツは僕の原点、犬塚弘
青春映画の常連、江原達怡
引っ張るワキ役、小鹿番
踊る指揮者、スマイリー小原
不屈の魂、渡辺亮
男の土俵、北葉山
異質な時代劇役者、薄田研二
特撮王国の常連、佐原健二
強肩強打の吉原二世、藤尾茂
”パーっといきましょう”三木のり平
ハヤシもあるでヨ・南利明
ミスター・ニッポン「悪名」でブレーク
男性的な敵役、田崎潤
ボンドガールよ永遠に、若林映子
墓場よりの使者、ザ・マミー
アンパンは木村屋だけじゃない、団令子
悲劇の伊達男<Xイート・ダディ・シキ
おいちゃんは俺だ、森川信
非運のレスラー、G草津
当たり役、風車の弥七・中谷一郎
写真判定男、中村剛
柏鵬時代の反逆児、若羽黒朋明
”たこでーす”たこ八郎
重厚味満点の悪役、高品格
褐色の弾丸・房錦と潜航艇・岩風
黒い核弾頭、ルーター・レンジ
南部のタッグ屋、グラハム&ステンボート
女をなぜなぜ泣かすのよ、城卓矢
教師から俳優へ、戸浦六宏ロッコウ
フックの職人、勝又行雄
当たり役、沢田部長刑事の芦田伸介
名タッグ屋ハードボイルド・ハガティ
名唱ジャイアンツを偲ぶ
2人のもろ差し名人
ニヒルな敵役・成田三樹夫
女性コメディアンの第一人者・若水ヤエ子
知的でとぼけた名優・有島
哀愁のモゲラ
悪役・進藤英太郎賛歌


2007年7月12日更新
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